風がビュンビュン吹いていた。

袖無し切り替えミニワンピに薄い羽織りしか着てない私には寒くてもう帰りたいくらいだった。

とりあえず私たちは壁にもたれて座った。

「もう暗いね。」

「想那が遅いからやん(笑)もうちょいこっち来いよ。」

そう言って慣れた手つきで抱き寄せる。