屋上に向かうまでの間
数人の生徒達の視線をいつの間にか集めていた私達は一人の生徒に出会った
「あ、西条さーんいま学校来たんだー」
と美奈が近寄った女子生徒は
ポニーテールをした少しガラの悪そうな雰囲気の目つきがキツイ女性だった
制服も少し乱れており、スカートも曲げている…
まさに反抗期真っ盛りと言ったところか…
「ん?…あぁ美奈か、呼び出しの電話が面倒くさくてさ…」
頭を掻きながらその生徒はこちらに目を向けた
目が合うと少し眉をひそめ美奈に耳打ちし出す
『おい…誰だあのツレ』
『んー?新入りのアリスちゃんだよー』
『…へー』
すると西条と呼ばれた彼女はふいっと顔を向けてきて近寄ってきた
そして不意にアリスの目の前に顔を持ってき、今にもキスをするのではないかと言うほどにまで顔を近づけた
一瞬緊張で固まるアリスの顔をまじまじと見ながら彼女は少し離れると隣を歩きすれ違い
「西条彩乃、よろしくーっ」
とあっさりした自己紹介をしてそのまま教室の方向へ歩いていった
ぽかんとしてると美奈が近寄ってきて袖を掴んできた
「西条さん、ちょっと怖いけど美人だしクールだし高身長で男子より人気なんだよね〜」
と何故か嬉しそうに語った
あぁ言う人、何処にでもいるんだな…
とアリスは今まで世界を回ってた頃に出会った友人達を思い出していた
数人の生徒達の視線をいつの間にか集めていた私達は一人の生徒に出会った
「あ、西条さーんいま学校来たんだー」
と美奈が近寄った女子生徒は
ポニーテールをした少しガラの悪そうな雰囲気の目つきがキツイ女性だった
制服も少し乱れており、スカートも曲げている…
まさに反抗期真っ盛りと言ったところか…
「ん?…あぁ美奈か、呼び出しの電話が面倒くさくてさ…」
頭を掻きながらその生徒はこちらに目を向けた
目が合うと少し眉をひそめ美奈に耳打ちし出す
『おい…誰だあのツレ』
『んー?新入りのアリスちゃんだよー』
『…へー』
すると西条と呼ばれた彼女はふいっと顔を向けてきて近寄ってきた
そして不意にアリスの目の前に顔を持ってき、今にもキスをするのではないかと言うほどにまで顔を近づけた
一瞬緊張で固まるアリスの顔をまじまじと見ながら彼女は少し離れると隣を歩きすれ違い
「西条彩乃、よろしくーっ」
とあっさりした自己紹介をしてそのまま教室の方向へ歩いていった
ぽかんとしてると美奈が近寄ってきて袖を掴んできた
「西条さん、ちょっと怖いけど美人だしクールだし高身長で男子より人気なんだよね〜」
と何故か嬉しそうに語った
あぁ言う人、何処にでもいるんだな…
とアリスは今まで世界を回ってた頃に出会った友人達を思い出していた