私はあの日アメリカに帰った
それからも世界のあちこちを飛び回った私の家族だったが父の仕事に余裕ができるとこが無ければ会社が損する影響を受ける事もなく、ただ本当に少しずつ父の会社は大きくなっていった
でもそんな中、父に突然届いた新しい仕事の依頼
それが長期間の日本での仕事らしく
私は、水野アリスは日本に戻ってきた
「でもアリスちゃん日本語本当に上手だよねー、ビックリしちゃった」
と、気づけば周りは休憩ムード
休み時間らしくお弁当を用意してる生徒もいる
目の前には授業が始まるまでの休憩中話しかけてきてくれた女子生徒が声を掛けてきていた
「えっと、お母さんが日本人だからここに来る前にいっぱい教えてもらったの」
と言うと周りは少し納得したような反応をしていた
と言っても私もまだ敬語や方言など難しい日本語には慣れてない…
これから頑張らなくては…
「そうだ!ご飯食べ終えたらありがちだけどさ…学校の中見て回らない?」
と元気良く提案してきたのは茶髪の女の子
確か名前は久寿川美奈、今どきの高校生っぽいイメージがかなり強い女の子
とても元気に話し掛けてきてくれて悪い人ではなさそうだ
「ほら!こんな金髪の可愛い子連れてたら絶対男子の面白い反応見れるって!」
…少しズレてるところある気がするけど