俺、澤田 愁。高校2年生。


大好きな彼女アリ。


ただ、その彼女は問題でーーーー



ガラガラ


「おい、相沢!今日も遅刻だぞ!

堂々と授業中に入ってくるな!」


「……んー。」



只今、2時間目。
担任のゴリが教える数学の時間。



そんな中、堂々と遅刻してくる

相沢 愛。


見ているこっちが不安になるようなフラフラした足取りで、席に向かう。


俺の隣に座った愛にいつもと同じように


「愛、おはよ」


「愁はよー。」


挨拶をする。



彼女こそが、俺の愛する彼女。


いつも2時間目か3時間目の途中に、堂々と遅刻してくる。