「黙ってて、ごめん。

この屋上で美沙に、
咲哉のこと好きって聞いた時ね、応援しなきゃって思ってあきらめようと思った」

ひと息ついてから、瑠璃が続ける。

「だって、最初に教えてくれたのは美沙だったじゃん?それに、美沙には敵わないな。って」

「そんな…」

こんな悲報、私にはショックが大きすぎるよ。
耐えらんない。

でも。ここは笑顔で、通さなきゃ…。