「とにかくさらたん。この調子でファイ!」


ダブルガッツポーズで部長はニンマリ笑った。


「カレンそろそろ、眠いから寝るねーおやすみーートゥートゥ」



カレンさんは、ふぁーとあくびをすると奥の部屋へと消えていった。



「さらたん。僕もマイスイートと遊ぶ時間だからお邪魔するよ!放課後3時半ここ集合で!ではさらば…!」


部長はキラッと白い歯を見せつけると、マイスイートの元へと消えていった。



本当に2人に振り回されている気がする…



トボトボと、古校舎を出て教室に戻る。



「ちょちょちょ!!!中川殿!!!」


トボトボと歩いていると、中学から親友の瀧さんがズンズンと迫ってきた。


「中川殿!!!どうしたんだい?!」


瀧澤悠美。通称瀧さん。

ふくよかな体型でお母さんみたいな瀧さんは中学からの唯一の親友だ、瀧さんだけが私の救い。