「さらたん、でもほんっとに可愛いよ!カレン惚れちゃう〜〜」


カレンさんがクネクネとぶりっ子口調で言う。


「はーっ…今日でこの格好もやめていいですよね?!」



「いや…まて。今日黒山らいに何か言われたんじゃないか?」


女子たちに睨まれるようなことをしたと、言ったことを後悔した。



「ゴニョゴニョ…キノコちゃんが可愛いって…」



「きゃああああああ!!!なんだって?!かわいいだって?!?!萌え萌えキュンキュン!!!」


「黒山らい…あなどれないぞ…!!!よし!さらたん。次はお友達になってみよー!!!」




この人たち、私の言葉が届いていないのか?



「あの…どうして黒山らいにこだわるんですか?」



「どうしてって…。」


「うーん…」



「「気になる存在だから☆」」




2人揃えて口を開いた。