「あっ、黒山くん…!!!おはよう!!!」


キラキラ人間、黒山らいも登校していつもと違う雰囲気が分かったのかこっちを見て目を一瞬見開いた。


そして、一言。



「あれ、キノコちゃんが可愛い。」



女子たちの敵を回すような一言を言い放った。



ジリジリと、教室中の女子たちの視線が突き刺さる。



黒山くんは、あくびをするとスヤスヤと眠り始めた。




全部…全部…あの探偵団のせいだ…




昨日の記憶が蘇る。



あの後、部長とカレンさんにメガネを取られ化粧を、させられ、しまいには明日これで登校をしてみなされ!と命令をされてしまったのだ。



家に帰ってもイケメン好きお母さんが同意書を書いた件についての口喧嘩も、忘れない。



昨日は人生で1番嫌な日になった。