時の流れは本当に速い。
隼人とはあいかわらず。
手をつなぐだけのプラトニックな関係。
きれいな隼人を汚してしまいそうで
怖かったんだ。
そんなある日、さとみが学校を休んだ。
連絡しても音沙汰無し。
「さとみが学校休むなんて珍しいよね?」
「うん。心配だね」
あたしと百合は、放課後さとみの家に
行ってみることにした。
ー放課後ー
「夏菜!」
隼人に呼び止められた。
「さとみん家行くんだろ?」
「うん」
「あいつ、ああ見えて
弱いところあるから。夏菜かま助けて
やってくれたらうれしい」
隼人はさとみの幼なじみだから心配
してたんだね。
「わかった。隼人も部活、頑張ってね」
「おぅ」
そして、あたしと百合は
さとみの家に向かった。