少したった頃、

「お前ら、そろそろやれよ」

竜也が冷たく言い放った。

それと同時に、あたしは床に押し倒された

「悪いね、夏菜ちゃん。竜也、

マジでやっちゃっていいの?」

孝宏がそう言うと、

「ああ。好きにしろよ。そんな女」

竜也の冷たい声が聞こえた。

その声は、まるで精気のない人形のよう。

「やだっ!竜也!」

あたしの頭の中はグチャグチャだった。

竜也はあたしを捨てたの?

あたしの服はボロボロに破かれ、

下着も引きちぎられ、

乱暴に愛撫され、体中を舐めまわされた。

どうして?

竜也が言ってくれたことは嘘だったの?

あたしは裏切られたの?

こんなヤツらに犯されるなら、

死んでしまいたい。

ただそれだけ思っていた。

二人は順番にあたしを犯した。

あたしの目からは、とめどなく涙が

こぼれた。

行為が終わり解放され、

なおも放心状態のあたしを、

竜也は冷たく見下ろしていた。