カラオケについて各々席に着く。
未来 竜 あたし 翼の順で座った。
『愛ちゃん彼氏いないの〜?』
竜に聞かれた。
『いないよー。』
『なんで?できるでしょ!!』
『あはは。ほしいもんだよね』と
笑いながら返した。
あたしの過去は未来しかしらないから。
言うつもりもないから。
4人で歌ったり語ったりしたら
あっという間に夜になってて
翼とはそんなに話さないまま
帰ることになったんだ。
『じゃあおれ未来おくってくから
翼はちゃんと愛ちゃんおくれよー』
『わかってるわ。』
翼と竜が会話する。
『え、あたしいいよ。
家ちかいしひとりで帰れる。』
『女がひとりで夜出歩くのは
あぶねーっしょ。送ってく。』
優しいんだなあ。こんなかっこよくて
優しかったらみんな惚れるわ。
なんて思いながら送ってもらう。