ーやくそく……? 急に眩しい光が差しこんできて、私は目を覚ました。 ゆっくり目を開けると、姉が私の顔を覗き込んでいた。 「……なに?」 「いや、呑気だなーと思って。さて、ここで問題です!今何時でしょう?」 「え?」 まさか、と時計を覗き込むと、8時15分だった。 「嘘でしょ!起こしてよ!ばか!」 「あ!ちょっと由紀(ゆき)!人形投げないでよ!痛いじゃん!」