だから、あんなに刺すのに戸惑って。



あえないと思ったら涙がでてくる。




ハ、ハハハ…





終わった、ね。




ザアッ






このハナビラは、桜?



ハナビラが落ちてきた方向に目を向ける。




桜「き、れい、、、、」






一本の大きい時雨桜だった。




………この木の上で寝ようかな。



泊まるとこもないし、そうしよう!




タンッ



スタンッ



着地成功。




少しでも。気を紛らせなきゃ。




一刻も早く。忘れないといけない。




そう、考えながら、私は目を閉じたのだった。