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「そんなに富田ちゃんより上がいいの?」


ずっと黙ってた伊都が静かに問いかける。


「はっ?何言ってるの。そーに決まってるじゃん。
私が1番なのよ、もちろん伊都ちゃんよりもね!

それに…これじゃ何の為に奈々とつるんでたのよ!!」



そっか、そっか。

もう私に君は救えないね。

大好きが大嫌いに変わってく。

「伊都。私光のとこ行ってくる。」

「…いってらっしゃい。」


「那月。利用したところ悪いけど、
むしろ気持ち固めさせてくれたわ、ありがと。

助かるといいね、その性格。」

ニッコリ最後の笑顔もプレゼントして光の所に走る、走る。

「光ーーーっ!!!!!!」