「じゃぁ行こっか」
私たちは学校に向かった
「明日からは時間をズラしましょう」
「なんで?」
「いや…誤解されるじゃないですか!」
「何の誤解?」
「もちろん私と王子くんが付き合ってるって」
そんなの嫌だ
グイっ
王子くんはいきなり私の腕を掴んだ
そのまま近くの公園に入り
「王子くんって呼ばないで
学校では 悠 って呼んで」
顔を近づけてくる
「何で?」
「何で?って、二次元の女の子ならともかく、三次元の女子に呼ばれたくない!」
うわっ
めんどくさい…
「今、めんどくさいとか思った?」
「いえいえ、めっそうもない」