「ちょっ…」
「ホントごめん」
ギュッ
悠は靴を脱いでベットに上がってきた
そして私の後ろから抱きついてきた
なんでそんなことするの?
ドクンドクン
と悠の胸の心拍音が届いてくる
さっきまで怒ってたのに
悠にこうやって抱きしめられると
なんだか居心地が良くて
眠たくなるし…
嫌なことも忘れさせてくれるんだよな…
「ホントごめん」
「謝られてもイヤです。困ります。
謝って済んでしなったら、日本には警察なんていりませんよ」
どの口で屁理屈を言うんだ?
「そんな屁理屈言うなよ。」
「屁理屈なんて言ってないよ!
ただ…本当のことを言ってるだけ」
「少しの間、頭を冷やして下さい!!
私がどんな気持ちだったかなんて知らないでしょ?」
こんなこと、初めて言ったかも
お父さんとお母さんには言わなかったし
言えるような相手もいなかったからな〜