ボコッ

と鈍い音が2回したと思ったら
男二人組は地面に倒れこんでいた




「大丈夫か?何もされてないか?
マリア…」



心配そうに地面に座り込んだ私に手を出してくれる悠


ホント、デジャヴ

もっと早く助けにきてほしかったな





「ありがと…」




ギュッ







「ホントごめん!
俺がマリアを一人にしたせいで、またマリアが怖い目にあって…」




悠の手…震えてる…




私の腰に回している悠の手が
少しながら震えていた




「前はすぐに場所が分かったけど、今日は走り回ったし…
マリアが前みたいな目に合ってたらって考えると…」




「ごめんなさい…
悠?」




チュッ