ただ、暗闇だけが続いていた。
「早く帰らないと、村の皆に心配されるだろうなぁ…。」
とりあえず、この場所から出られるところがないか、探してみることにした。
また、1人で歩く。
私の足音だけが、響わたる。
そういえば、私以外に誰かいないのだろうか。
ふと思った私は、足を止めた。
大きな声を出せば、誰か気づいてくれる。