「やっと2年生だー!」

私は
神末望花(かみすえもか)

さっき高校2年生になったばっかりなんだ!

なんか大人の階段一歩登った感じ!

「そんな大声で誰に向かって話してんの?ちょっとは静かにするってこと覚えてよ。」

「ごめんごめーん美夕南!」

今私に話しかけてきたのは私の親友の
桜井美夕南(さくらいみゆな)


小学校の時からの仲なの。

私より数百倍大人で、しっかりしていて頼れる存在。

「望花、はい。これ新しいクラスの名簿望花取り忘れったでしょ」

といって紙をくれた。

その瞬間名簿に飛びつき私の名前を探す。
えーっと…神末…神末…

あっ!あったー!

今年は3組だって!
「美夕南ー何組だったー?」

「はぁー。もう全く…望花の名前の下下がっていってごらん」

え!?まさか!?

神末望花



桜井美夕南


「美夕南!あったー!又一緒!」

「知ってる知ってる。」

これで5年間連続達成!

あっむすってしてきたー笑

これは照れてる証拠

もう少しいじっちゃえー

「うれしーでしょ!?」
「うん///」

おー可愛い
「そんなてれんなってー」

「照れてなんかない。」

おっと、今度は怒らせちゃった…

「あっ!望花!時間が」

え?

時間?

腕時計の時間をそっとみてみると時刻はチャイムがなる時間になっていた。


うわー!
あんなに浮かれて話してたからだ…

初日早々遅刻とか想像しただけで悪夢が襲ってくる。

「いそげー」


翌日の朝。



ピッピッピッ!

あーもーうるさーい。


カチッ!

ふー。

今何時ー?

と目覚ましの時間をみる。


ん!?!?


もー7時半!?


やばー

遅刻するー!
昨日のあの後、私たちはギリギリ教室に間に合った。

「ふー。」

「明日の朝はこんなことしなくてもいいように早く起きてね。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なんて会話を昨日してたのに。

朝から寝坊は…


と思い、急いで支度して玄関で待っている美夕南の元へ急ぐ。



「おはよー美夕南待たせてゴメンね」

「おそい。5分過ぎてるよ。」


怒った顔でさらっと言ってくる美夕南。


まー原因は私にあるから仕方ないんだけどね…。


「ほら、早くいくよ望花。」


「はーい」

少し先に歩いて行った美夕南に追いつくために少し走った。