「____んだ____?_________何故___...__!!!」

「____あれ_________して___!!!!!!____な____の?!」

、、、まただ。

「俺は家にお金を入れているだろう?!浮気の一つや二つで何を喚いているんだ!!!!!!」

「浮気の一つや二つって何なの?!お金を稼いでいたら何をしてもいいって言うの?!?!」





最近、親の喧嘩がたえない。
一人っ子の私には逃げ道がない。
部屋にこもって、2人の喧嘩がおさまるのを待つだけ。
いつになったら終わるんだろう、、、?
もう、やだ、、、!
これ以上2人の喧嘩は聞きたくない!

ダッダッダッダッダッ

「出かけてきます!!!」

「美花!こんな時間からどこへ行くん『バタン!』」

パパのこと、無視しちゃった、、、。
これから何処に行こうかな。
明日学校ないし漫画喫茶とかで泊まろうかな。



とりあえずコンビニで食べ物買おう。

2人の喧嘩が増えれば増えるほどママはご飯を作らなくなっていった。
パパに食べさせたくないんだとか。

「はぁ、、、。」




「お姉さん、こんな時間にどこに行くんですか??」

ビクッ

「、、、えっ、、、と、、、、、。」

振り返ると見慣れた顔。

「空!」

「美花、そんなに驚いたの?」

頬が温かい。
私、泣いてるんだ、、、。

「ちがっ、、うんだけど、、、ねっ」

息が詰まりそうだ。

「美花、落ち着くまで一緒にいるから。ゆっくりでいいから、何でこんな時間に外にいるのか、話してみ?」

「、、、うん、、、、、」




1時間ほど泣いていた私から、一度も離れることなく、空は「ゆっくりでいいから」と言いながら話を聞いてくれた。

「なるほどね、、、それは辛いね。」

「皆には言わないでね?」

「わかったけど、美花はそれでいいの?」

「うん、皆の前だとこんな私じゃいられないよ(笑)」

空は優しく微笑んだ。

「??」

「やっと笑ったなーって思ってさ」

「そりゃ笑いますー!!」

「で、どうするの?家には帰るの?」

「帰んない。漫画喫茶で泊まるよ。」

「俺の家おいでって言いたいんだけど、今日は無理だからなあ、、、」

「そんなのいいよいいよ!気持ちだけでいい!ありがとね」


ーーーーー空は昔から私と月夜、太陽にはとびきり優しかったなー、なんて思いつつ空と別れた。