すると喜多は驚くような事を言った―…


「中川マユが高原アキと始め付き合ってたけど、お前が別れさせて、お前らが中川マユをイジメてたんか?」


!!!!!!!!


私は何を言われてるのかわからなかった

『……………』


私はまた黙っていた―…


すると喜多ティは


「中川はおまえらにイジメられてるってずっと誰にも言えず悩んでたんやぞ?」


「誰が好きとか付き合うとか別に禁止はしてないけど、イジメはあかん。やられた奴の気持ち考えたりした事あるか?」


スミレ達が口裏あわせていた事はすぐにわかった―‥


今ここで私が何を言っても、先生はイジメられてるって言う方を信じるに違いない。


私はずっと黙っていた―…

「とりあえず今日は親に迎えに来てもらうから帰りなさい。あと明日一日自宅謹慎やから。」



そう言うと喜多ティは家に電話をしに相談室を出て行った―…



私はその隙に相談室を飛び出して、学校を出た―…



とりあえず走った―…


どれ位走っただろう…

一駅位は走ったかな…


気がつけば河川敷に来ていた―…


顔は殴られて腫れていて、体のあちこちは痛いし、服は血がついていて、まるで強姦された後のようだ…


私は川の水で手を洗い、ハンカチを濡らして冷やした―…


これからどうしよ…



今更悔しくて涙が溢れた…ーーーー