ナツ達は必死で止めていたらしいが、私には全く記憶がなかった―…


騒ぎを聞いた先生がかけつけてきた―…


私は自分がどうなって、何をしたかもわからない程おかしくなっていた―…


マユは先生に連れられて病院へ行った。


私はナツに連れられ保健室に行った。



岡ちゃんは私の姿を見てこれまで見た事ない位驚いて居た―


私はただボーッとしながら、アキと兄に見られなくてよかった―…

そんな事を思っていた―…。

ナツ達が岡ちゃんに説明していたが、私は窓の外を見つめ、ただボーッとしているだけだった。


その時―…


ガララララ―…

喜多ティが私の所へやってきた。



そして私はこの時初めて‘相談室’に連れ行かれた。

ナツ達も着いてくると言ったが私は断った。


相談室は兄のようなヤンキーが来る部屋だと思っていた…


そこに今、私がいる。

そんな事を思うと少しだけ笑えた。


私は椅子に座らされ、喜多ティは静かに口を開いた…




私は瞬間頭が真っ白になった―…