「アキって趣味悪いなぁー!
てかアキって見た目からして軽そうやし、やれたら誰でもよさそーやしアンタで充分かぁぁ〜」


「ぎゃはははー」



「言いすぎやてマユー」



スミレとマユの会話を聞いて、私の中の何かが音をたてた。



…プチン―…


私の事なら我慢する―

だけどアキの事を悪く言わないで―…


気付いたら私はスミレとマユに殴りかかっていた―…


スミレとマユは驚いていたが、やられっぱなしな訳がない。

喧嘩なんてした事のない私は髪の毛を掴まれ、マユとスミレにボコボコにされた―…

私はそれでも彼女らに向かっていき、マユの髪の毛を掴むと、思いっきり頭を振り下げヒザで顔面を蹴った―…

マユは悲鳴をあげ、その場に倒れた―…

スミレがマユに駆け寄った。

動かないマユは鼻血が出て少し鼻が曲がって居た―…