家に着いた私達は、順番にお風呂に入り、私の部屋で話していた。


そして気がつけば、時計の針は12時を回っていた―‥
「そろそろ寝よか…」

欠伸をしながら兄が言った。


『うん。眠くなってきた…』

私が言うと、兄はナツを連れて部屋を出ようとした…


『エッ…!?
兄ちゃん?』

私は普通にビックリした…


「俺男に興味ないし〜
大丈夫!!」


大丈夫って…
なにが?
全くわけがわからなかった


ナツは嬉しそうだった。


「大丈夫!おかんにはバレへんって。
寝るだけやんけ!」

そう言うと兄はナツを連れて部屋に戻って言った。


「相変わらずやなぁ…ケン君…」

アキはわかってたかのように欠伸をしながら言った。


『ほんまあの兄ちゃんにナツってかなり最強やなぁ…』

私も呆れながら言った。