「いったいなぁ!!
調子乗って浮かれてんちゃうゾ!!」


―……スミレだった‥‥


『ごっ……ごめん……』


スミレとマユは笑いながら去って行った―…



「大丈夫!?
あいつら高原狙ってたんかなぁ……チクってまえ!」


ナツが私の手を引きながら言った。



『ううん。大丈夫。
…アキと兄ちゃんには言わんといて……』


2人に余計な心配させたくなかった―…



「……わかった」

ナツは納得がいかないようだったが、小さく返事をした。




『ほらッ♪早く行こ♪』




私達は学校を後にした―‥‥