「じゃーなんで?別れる理由なんて『あるんだよ』えっ?」



『別れる理由はあるよ…』



「それって…」



『それは言えない…』



これは言っちゃいけないんだ



「そんなに大事なこと?」



『うん…人生に関わること』



「人生…か…
ねぇ、俺とはもう付き合ってくれないの?」



『…。』



無理だよ…

私は…あと四ヶ月で死んじゃうんだよ…



「駄目なんだね…分かった…」



『ごめんね…』



「じゃーさ…今日だけで良いから一緒に帰ろう?」



『いいよ 今日だけなら…』



「行こう…」



『うん』



そう言って、私達は教室をあとにした…