「俺っぽいのが一番!そんじゃ改めて!かんぱーい!!」



『「「かんぱーい!!」」』



グラスどうしがぶつかる音を合図に、クリスマスパーティーが始まった



「それじゃーただいまより、カラオケバトルを行いまーす!」



“カラオケバトル”?



「ルールは簡単!だれが歌で一番高得点を出すのか!それだけです!」



「楽しそー!」



「あっ、でも特別ルールがあります!男女ペアで歌ってください
それじゃー今から三分でペア組んでください
スタート!」



んー…誰にしよっかな…



「後藤さん俺と組まない?」



えっ?べつに



『いい「もちろん千咲は俺とだよね?」



“いいよ”と答えようとした私の前に、少し怖い顔をした亮くんがいた