『全然気づかなかった…』
「ﾌﾌｯ 俺は面白かったから得した気分」
『そんな面白かったかな？』
「うん」
そう言いながら、ｸｽｸｽ笑っている亮くん
なんかバカにされた気分
「早く教室行こっ」
『うん…』
「笑ってごめん…謝るから機嫌直して？」
かっ…可愛い…
首ｺﾃﾝってなってる
私がやったら絵にならないけど、亮くんがやったら絵になるよね
両親ともに美形なのに、なんで私は不細工なんだろう…
砂千も可愛いのに…
不公平だ！
「百面相してるとこ悪いんだけど…」
またさっきとおんなじこと言われた…
「教室入ってもいい？」
『うん』
