「お父さん。学校なんて行っても何にもならないよ。
それに受験は過ぎてる。いくら理事長だからって権力使って学校に入れるって言うのは「誰がそんなこと言った?」


…え?


いや、だって、それしか方法はない


「麗華はとっくに受験を受けて、受かっている。」


うそだ


私は学校なんてあれ以来行ってないし


受験なんて受けてない


………ちょっとまて。



そういえば………



「……まさか…。」



「そう。1月に中学を卒業するための試験があっただろ?それは実は受験のやつだったんや☆」



「アレン。最後大阪弁交じってる。それに星もつけないの。大事な話でしょ?」


今ドアから入ってきてお父さんに注意しているのは私の母


神崎 瑞貴【Kanzaki Mizuki】


女性でありながら雪代グループ社長


お母さんの旧姓が雪代で、両親を事故で亡くし18歳の若さで世界No.2の
雪代グループ社長となった


お母さんもお父さんと同じく仕事の時は
いつもと一変する

お父さんもお母さんも美男美女で
とても30代とは思えないと
よく言われる


そしてお父さんは関西が好きで、

下手な関西弁をたまに入れてくる

違うとこの方言を入れてることも多々あるけどね