----ガシャン!----
「その最近ついてないってことに俺も入って
る?」
「…え?」
背後からカーテンの開く音がしたと思い、
振り向くと、そこには東がいた。
…そしてなぜだろう?
段々と彼の顔が近づいてきて
今わたしと彼の唇は重なっている…。
一瞬、思考が止まりかけた。
でも気付くとたしかに唇が彼によって
塞がれている。
彼の唇は私の唇に、彼の手は私の顎に添えられ、まばたきする暇さえもなかった。
驚きすぎて、頭がうまく働かない。
しかし、息苦しくなってきたところで
彼がゆっくりと顔を離す。
それでもまだお互いの息が掛かるところに。自然と2人の視線はぶつかる。
「おはよ」
それだけ言い残すと、東は保健室から出ていってしまった。
「……ちょっと……////」