俺は別れてもらえて嬉しいが波流に対して悪かったと思った。

このコト一応藍起に報告しとくかッ。

"俺、波流と分かれたから。”

"うん。留美ちゃん頑張れよッ”

"おまえはいいのかッ?”

"俺はいいよ。留美ちゃんもたぶんおまえのコト好きだし”

"そんなことねぇーよ”
俺も気づいてた。たぶん留美も俺のトコすきだって。

"絶対そうだよッ。俺はバスケが恋人だもーん(笑)”

"もーすぐ地区予選だろ?”
藍起はバスケ部のエースだ。顔もいいからかなりモテルのに彼女がいない。

"おーッ!今特訓中!!!”

"ぢゃ頑張れよ”

"今年はIH行ってみせるから”

"応援してっから。おやすみ”

"おやすみ”


ちゃんと藍起に話してスッキリした。

だけど・・・

藍起が無理してるのが分かってちょっと切なかった。

でもそれに気づかないふりをしていた。

気づきたくなかった。

今の幸せを噛み締めていたかったからだ。