俺はかいつまんで今までのことを美雨に話した。




「あいつ そろそろ帰るからって…


そしたら美雨を守れるの俺しかいないからって……


だから 俺がここに居たのは偶然じゃないんだ。」





「えっ? 帰るって? 居なくなるって?誰が?」





「あいつ……」




バッ て勢いよく立ち上がると慌てたように美雨が言った………





「今日は……もう帰る……私…………聞いてないもん……… 居なくなるって聞いてない…………」





そう言って美雨は急いでかけて行った………