な、なにそれ!初耳!
あたしは首を横にブンブン振った。
「中高一貫てことは、頭いいってことじゃん!
何であたし入れたの?」
「そりゃ、帰国子女だからじゃねぇの?」
「え、櫻子って帰国子女なの?」
あ、葉瑠くん知らないのか。
「うん。中学校3年間、留学してたの。」
「なら大丈夫じゃないの〜?
てか、うちの学校の偏差値何だっけ?」
「ん〜っと、73ぐらいかな?」
「 Oh! My God!!!!!!!
偏差値73!?あたし外国語以外の勉強、何もできないよ!?」
「ほんと、何で入れたんだよ?」
「知らないよ!も〜、最悪だ…」
だって学校とか、お父さんが勝手に決めたし…
「まぁまぁ。そう落ち込むなって!英語できるんだろ?
ならいいじゃん!何もないより全然良いって!!」
葉瑠くん、超ポジティブだな…
ちょっと元気出たかも。
よしッ!あたしも見習わないと!!
「うん!頑張ってみるよ!」
「おぅ!頑張れー!!
あ、てか櫻子。この2人と学校行って大丈夫か?」
え、どういう事?
「おい、葉瑠。余計なお世話だ。」
「はぁ〜い。」
「ちょ、待って。何が?」
あたしは涼介に聞く。
「何もねぇよ。」
「奏くん、何なの?」
奏くんは、ただ曖昧に首を傾げる。
「は、葉瑠く〜ん。」
「…ま、行けばわかるよ。」
何?3人とも…
一体、何が悪いってゆうの…??