それにしても、奏くんと涼くんかあ。
懐かしいな。
あんまり覚えてないけど、
何か2人ともちっちゃかった気がする。
6年生のとき、身長同じぐらいだったっけ?
まだちっちゃいんだろうか?だとしたら面白いな。
ーーーー♪ピンポーン
あ、来た。
「はぁーい!今行きまーす!!」
多分、2人だよね?
3年ぶりの再会に、胸が高鳴る。
ーーーガチャ
急いでドアを開けた。
でもそこに立っていたのは…
「え、、、どちら様ですか?」
背の高いイケメン男子が2人。
1人は優しそうな雰囲気。もう1人は、なんか無愛想…な感じかな。
まさか、これが奏くんと涼くん…?
いやいやいや。あまりにも違いすぎでしょ。
たった3年だよ?そんなに変わる訳ないよね。
あたしが考えていると…
「櫻子ちゃん…久しぶりだね。」
優しそうな方が言う。
へ?
「お前、全然成長してねーな。」
無愛想な方が言う。
「俺らの事、忘れた?奏多と、涼介だよ?」
奏多と涼介…??
「ええぇーーーーーーーー!?」
あたしの声が辺りに響いた。