咲夢「美雪ちゃんも、

このことは知らないの。


ご両親は事故で亡くなった。

も思っているから。


彼女は4歳の時に施設に

入れられたんだけどね、

……記憶がないから。


でも頭の優れているあの子だから

近いうちに思い出すかもしれない。


そんな時…

美雪ちゃんを支えてあげてくれないかな?」




答えは決まってる。


『もちろんです…!!!!』


そう言って私は、

先生にお礼を言いながら

美雪の元に駆けた。




でも…


その場に美雪の姿はなかった。