「…き、だよ」


「は?」


「…私、隼人が好き」


鼻の奥がツーんっとなる。


ずっと伝えられ無かった気持ちを、伝えてしまった今、もう幼馴染みになんて戻れない。


「幼馴染み何て、思ったこと無い。私は、隼人が好きだったの…」


言葉にするのがこんなにも怖いなんて思ってもいなかった。


全身が震えてる。


涙も何滴も落ちていく。


クシャっとスカートを握る手に力がこもる。