ぐさぐさと突き刺さる言葉に、泣きそうになる。 「馬鹿っ…」 「は?今なんて…」 「ばかっ!大馬鹿っ!」 私は積もった雪を鷲掴みし、彼目掛けて投げ付けた。 「もう、知らないっ!」 自分勝手に感情をぶつける私は、もっと馬鹿だ。 けれど、ぶつけずにはいられなかった。