「うぅー…。隼人、好きっ。大好き」 「馬鹿。俺の方がもっと好きだし」 そう言うと、少しずつ隼人の顔が近づく。 初めて間近で見る隼人の顔は、色々な事を気付かせる。 まつ毛が長いとか、涙袋の下のほくろとか。 そんなこと考えてると、隼人と私の距離はゼロになった。 気付いたら重なっていた唇。 さっきまで寒かったのに、一気に身体が熱くなる。