昼休みになり、


友達とお弁当を食べる約束をしていたのを思い出したので


急ごう。



そう思いすこし廊下を足を引きずりながら急いで保健室に向かった



結局秋は気づいてくれなかった

まぁそれもそうだよね、、


もとから、私のことそこまで見てくれてなかったしなー



ぼんやり考えながら、角を曲がった
その時、


ドンッ!


「わぁっ、 ごめんなさ、、い。」


うわ、漫画みたいな展開ふと、そう思った




気づくと私は怖そうな人とぶつかって倒れていた。


急いでよけようと思ったがその瞬間その人と目が合ってしまった。


気づくと、私はその人に見とれてしまっていた



綺麗な黒髪。

片方を耳にかけていて耳には赤いピアス

くっきりとした二重の目

色白の綺麗な肌


綺麗、というしかなかった。



「あのさ、そろそろどけてくんない?」


その言葉で我に帰った私は目線をバッと下へと逸らした



「あっ、はい、ごめんなさ、い」


一瞬怖そうな人だということを忘れてしまっていた



急いでよけようとしたとき、足がズキンと痛んだ

「いッ、、た」


やばい、早くどけなきゃ怒られる
そう思っていると

その怖い人は私をよけて立ち上がった

立ち去るんだと思い少し安心していると


目の前に骨ばった大きな手が現れた


「へ??」

いきなりのことにどうしていいかわからず変な声を出し、手を見つめていた


「足。いたいんだろ?」


見上げると表情ひとつかえないさっきの人が立っていた


たすけてくれるんだ…


どうしよう、ありがたいけど少しこわい


でも、そのこわいはさっき感じた怖いとは違う気がした


迷っているといきなりふわっと体が浮いた


気が付くと私はお姫様だっこされていた。


わけがわからなくなってまわりを見渡すと
数人の生徒がわたし達を見てびっくりしていた


でも一番パニックだったのは私自身だ