少しの不安と少しの希望

もともと人見知りな私は友達作りなどがうまく行くかとても心配でならなかった


「早くしろかんなー。」

でも私の不安をいつも取り除いてくれるのはカレ


「はーーい、今行くよ!」


私は下から聞こえてくる声に明るく返事したそして、

少し緊張しながら息を吐き

階段を降りた


玄関には待ちくたびれて不機嫌そうな秋がいた

相変わらず綺麗な顔立ち、、、

短いけどしっかりセットされている茶色がかった髪
切れ長だけど笑うと可愛くなる目
薄くて色のいい唇


見慣れた君の横顔、、

当たり前のように私の生活の中にいる君、

昔から君の笑い顔が大好きだ

「お前遅せーよ。」
私に気づいた秋は少し一瞬戸惑ってからいつもの調子でいった


やっぱり不機嫌だ、、
目がひきつってるわ、、


「ごめん、準備に手間取っちゃって、、」

わたしは恐る恐る口を開き笑ってみせた


秋気づいてないのかなイメチェンしたこと

見てくれていないのかなって少し不安になる


「かわいいよ、」


「え!?!?」


今なんて??言った?

「だから、髪も化粧も可愛い」


秋はそうぶっきらぼうに言い放った
こういう不意打ちダメだよね///

メイクにまで気づいてくれるなんて、、

少し赤くなった秋の顔が鏡越しにうつった

チークなんていらないくらい私の顔赤いだろーな



やっぱり好きだな

素直に思った

恋愛の好き、、、だよ、ね?