それから、放課後までなんとなく気まずくて秋とはあまり喋らなかった。



でも、そんな中でもわたしの頭の中を支配するのは


黒岩先輩のこと



授業なんかそっちのけでさっき起きた出来事を頭の中で何度も再生した

なんでこんなに気になるの?



放課後になると秋は

いつも通り「帰ろ。」と言ってくれた


少しホッとした


嘘をついたせいか、すこし空気が思い気がした


もっとたのしかったはずなのに、、



そう思いながら靴箱から靴をとりだし

重い足をあげ靴をはいた



すると、靴の中に紙のようなものが入っていることに気づいた。


裏にいる秋に気づかれないようにコソっと開くと


そこには綺麗な字で

黒岩裕より


と書いてあったその下には

「メールアドレス→kuronekoーー」
とメールアドレスが書いてあった


一瞬びっくりしたが、段々と嬉しさが込み上げてきた。


思わず笑みがこぼれた、


その時

「おい、かんな。」


秋がすぐそこにいた。


私は焦ってに髪を耳にかけながら、さっきの髪をポケットにこっそりいれた。


心臓が不気味な音を立てていく

「何隠したの?」


体中がひやりとして血が引いていくのがわかった、、


「あの、友達から手紙」


そうやって言って急いで靴を履き直した

目を逸らしたまま


とっくに履けている靴のつま先をコンコンとして音を立てた


秋はふーん。とだけ言って歩いて行ってしまった


2度目の嘘だった、、


気づかれたかな?


でも、なんで隠してるんだろう私