「夕麻くん……」 「ん?」 「ありがとう……」 「え?どうしたの?」 「こんな私を、愛してくれて、助けてくれて……ありがとう」 「七乃……」 「嬉しかった。こんな私を必要としてくれて……」 「俺も、七乃に愛されて、幸せ」 「本当にっ……すごくっ……」 溢れてくる涙のせいで、言葉に詰まった。