ベットに寝転がっていたら、いつの間にか眠っていたみたい。




「んっ……」


チクリと。
指先に小さな痛みが走って、目が覚めた。




「あ、起きた?」



目を開くと、夕麻くんがいて……。






「何、してるの……?」


「んー?」


「っ……」



彼は私の右手の人差し指を口に銜えていた。



口に銜えられた人差し指からは、彼のザラッとした舌の感覚がした。