次の日の朝。 私が目を覚ますと、彼は上機嫌で朝食を作っていた。 ズキンズキンと痛む下半身。 昨日、彼としたんだ……。 嫌でも実感した。 まさか初体験の相手が、実の兄になるなんてね。 「あ、起きた?おはよう」 「……おはよう」 「昨日は楽しかったね。また、しようね……?」 「う、ん……」 もうやりたくないが、口が裂けても言えない。