「いやーもう俺ここ来ない!」


「それ何回目...」


「うるせぇーなー。

じゃ、そろそろ帰るか?」


時計はもう8時半をさしていた。


「ん、そうしようか」


「送るわ」


「...ありがと」


夜だからか、向かってくる風はとても冷たかった。


でも大和の背中はとても温かかった。


それに少し安心を覚えて、背中におでこをつけた。