「他にないか?」
「大丈夫」
すると、ん、と返事をされてすぐに店員を呼び出した。
そこに来たのは若めのお姉さんだった。
─このお姉さん絶対大和狙ってる。
だってもう話し方が...
「ご注文はいかがなさいますかぁ?」
かなり色目を使っているから。
「じゃあこれとこれとこれ」
「はい〜。
ご注文は以上でよろしいですかぁ?」
「ああ」
「すぐにお持ちいたしますねぇ!」
いや、普通はそんなこと言わないよ?
まぁ確かに、大和は結構顔が整ってるけど。
それで好きになっちゃうのもわかるけど。
あのお姉さんはすごかったなぁ、と少し感心する。