母親についていくと、あのいつもの気味悪い部屋にたどり着く。


部屋に入った途端に。


───ドンッ


「あんた最近幸せそうじゃない。

あんたは幸せになっていい人間じゃないの。わかる?」


体中を蹴られたり、殴られたりして。


「邪魔なのよ…っ!!

消えればいいのにっ!!」


…なら、消してよ。


「うざい。目障りなのよ!」


───死ねばいいのに!


そう言ったあと、煙草をつけると。


「あんたが幸せになるからいけないのよ?」


──ジュッ


「いやぁぁぁぁ!!!」


部屋中に私の悲鳴が響きわたる。


「ハハハっ...!!ざまぁみろ」


笑いながらそう言い残してアイツはこの部屋をあとにした。