「ブレスレット…」


「うん、大和にどうかなって」


嫌だった?、と聞けば嬉しいよ、と答えてくれて。


「サンキュー!」


「うわっ、あっぶな...」


思いっきり抱きついてきた。


「めっちゃ大事にする!毎日つける!」


「そ、そう…よかったよ」


すると、楓がそれを見て機嫌をそこねたのか。


「離れろ」


私と大和を引きはがそうとする。


「なんでだよ~」


でも大和は離れようとしなくて。


「殴られてぇ?」


「あ、それだけは勘弁」


楓の言葉で、渋々離れてくれた。