「…ん、」


そっと頭を撫でると、声を出されて。


…このままだと、我慢できねぇかも。


無防備に寝る愛結をこのまま襲う…なんて。


俺ただの変態じゃん。


「どうしたの?そんな険しい顔して」


「別に…ってお前、いつ起きたんだよ」


「たった今だよ」


気配無さすぎだろ。


「てか、今何時?」


「もうすぐで4時間目が終わる」


「うっそ!そんなに寝てたの?」


今更慌て始める彼女は、その姿でさえ可愛いと思った。