授業をサボるために屋上に来たけど、何もすることがないため、私にも眠気が襲ってきた。


最初は我慢していたものの、だんだんと瞼が重くなってきて。


「...」


私はそこで目を閉じた。


「2人共寝ちゃったね〜!」


「しーっ、起こしちゃうから静かにしてなさい」


柊也達が話している声が。


「二人共、お似合いだよね」


───私の耳に届くことはなかった。